YouTube でいろいろ調べものをしていたら、偶然こんな動画に出会いました。
アゼルバイジャンのジャズピアニスト、シャヒン・ノヴラスリのトリオです。めちゃスリリング! 速い動きのところは、リズムも音の動きも追い切れないほどのスピード感。なのに、まるでベートーヴェンみたいなクラシカルなカデンツがリフレインとして入ってきます。
ベースのソロのところは動きがいったん止まります。最後に冒頭と同じようなピアノの超速パッセージが再現するので、まるでクラシック音楽の三部形式みたいなスタイル。シャヒンは幼少時はクラシックピアノの「神童」だったとのことですが、クラシック音楽のスタイルを取り入れているようにも聞こえます。
アゼルバイジャンの首都バクーは、アゼルバイジャンの伝統音楽ムガームとジャズの融合した「ムガーム・ジャズ」の中心地として知られているそうです。全然知らんかった。世界は広いな。
オイルマネーで目覚ましい発展を続け、“第二のドバイ”とも呼ばれるアゼルバイジャン共和国の首都バクー。ペルシャ語で「風の街」を意味するこの大都市で、近年密かに隆盛を極める音楽がある。それがアゼルバイジャンの伝統音楽とジャズが融合した独特のジャンル、ムガームジャズだ。
【特集】まるで魔法の音楽。“第二のドバイ”で隆盛極めるムガームジャズの歴史と現在, Musica Terra, 2019/08/11
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