NHK BS で、「レジェンドの目撃者:盗塁王 福本豊」(再放送)を見ました。放送開始直前に気づいてよかった。(下のツイートは初出時の紹介です)
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— NHKベースボール (@nhk_baseball) December 18, 2020
今夜、放送!#レジェンドの目撃者
今回は 盗塁王 #福本豊 さん
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12月18日(金) 夜9:00 ~ BS1
▼プロ野球を変えた走塁のすごさ
▼このタイミングでスタート?驚きの特殊能力とは
▼福本封じのためノムさんが開発した○〇って?
▼阪急愛を貫いた無骨な福本、その男気#プロ野球 pic.twitter.com/93lpixCZoi
ご本人が登場して、古い映像や、当時を知る人へのインタビューの映像を見ながらコメントをいただく。エモやん(元南海ホークス江本孟紀氏)のトークが面白かったですね。ちゃんと「国民栄誉賞なんかもろたら立ちションもでけへん」というエピソードも登場したし(しかも強調された字幕付き)。
構成もとても良かった。源田壮亮(ライオンズ)との映像比較がすごかった。スタートの瞬間から同時に再生を開始して、福本が二塁ベース上で立ち上がった時、源田はまだスライディングの途中。これ、去年の盗塁王の周東佑京(ホークス)との比較も見たかったな! 周東の方が速いかもしれないね。
当時の阪急ブレーブスのスタッフに、陸上競技出身の人がいたのは初耳だった。トレーニングコーチだった浅井浄氏が、徹底して「走る」技術を教え込んだという。浅井氏のインタビューに、ワイプの中で福本氏はしきりにうなづいていた。
それから、投手の「クセ」を見破る話。これは貴重な証言だった。松沼雅之投手(ライオンズ)と村田辰美投手(近鉄バファローズ)の映像を見ながら、牽制と投球をどこで見分けるかをご本人が解説。これはすごい。クセがわかっていたのは有名な話だけど、映像付きで具体的に聞いたのは初めてだった。
「阪急愛」…強かった時代の阪急ブレーブスの選手は、そういう人が多かったんじゃないかな。チームとしての方向性がはっきりしていて、まとまりがあったからね。ファンもそうです(自分もそうだった)。西宮球場にお客さんは入ってなかったけどねえ。
私が球場観戦したのは、小学生の時で、2回だけです。両方とも南海ホークス戦だった(母が南海ファンだった)。福本選手の全盛期でしたね。1塁側の内野席から見ていたけど、1回の先頭からまるで当然のように出塁して、盗塁して、大熊の内野ゴロで三進して、加藤英司の外野フライで生還してました。テレビで見るジャイアンツ戦のようなきらびやかさはなかったけど、高い技術をきちんと見せてもらえる野球でした。