故あって Windows 64 bit 版のソフト開発をしなくてはならなくなり、いろいろと準備中。どうせなら、wxWidgets で Mac/Win の 32/64 bit 開発ができるようにしようと思っているが、道は長いかも。
何はともあれ、64 bit の Windows が動く環境を確保しないといけないので、Mac OS 10.6 の MacBook Pro に VMWare Fusion 4 と Windows 7 Home Premium (x64) を順にインストール。Windows 7 はパッケージ版を買ったのだが、同じような DVD が2枚入っていて、よく見ずにインストールを始めたら実はそちらが 32 bit 版だった。あわててキャンセルして 64 bit 版を入れ直す。普通に進めると US キーボードが JIS 配列で認識されてしまうので、次のようにして修正。デバイスマネージャーの「キーボード」にある「標準 PS/2 キーボード」をダブルクリックして開き、「ドライバー」タブで「ドライバーの更新」を実行。「コンピューターを参照」→「一覧から選択」と進んで、「互換性のある…」チェックボックスをオフにし、「標準 PS/2 101/102 キーボード」を選ぶ。(XP では「PC/AT エンハンス PS/2 キーボード」を選んでいたのだが、Win 7 ではうまくいかない)
64 bit 版の MinGW ってあるのかな、と思って探してみると、ちゃんとありました: mingw-w64。しかし、どれをダウンロードすればいいのか読み解くのがなかなか大変。コンパイラ等のツールセットの mingw-w64
と、コンソールとコマンドラインツールを提供する msys
が必要だが、今回使ったのは以下の組み合わせ。
Toolchains targeting Win64
→Personal Builds
→sezero-4.5_20111101
→mingw-w64-bin_x86_64-mingw_20111101_sezero.zip
External binary packages (Win64 hosted)
→MSYS (32 bit)
→MSYS-20111123.zip
両方とも zip ファイルなので、ダウンロードして、それぞれ適当な場所(c:\mingw64
、c:\msys
など)に展開すればよい。Msys の方は、さらに c:\msys\msys.bat
をダブルクリックしてコンソールを開き、その上で sh /postinstall/pi.sh
を実行する必要がある。Mingw をインストールしたディレクトリを尋ねられるので、c:\mingw64
などと答える。
とりあえず今日はここまで。gfortran
とか gdb
も最初から入っているので、追加インストールが必要なものはとりあえずはなさそう。