福岡・長崎に家族旅行に行ってきました。
博多駅前に前泊。朝は西日本新聞。地元の新聞を読むのはいつも楽しみです。
初日は、博多駅バスターミナルから西鉄バスで太宰府へ。バスは非常に混んでいました。高速を走るのに立ち客がいっぱいいたけど、いいのか? なお、半分ぐらいはアジア系の外国人だった。
太宰府天満宮の太鼓橋。
本殿への参道。
お土産をいろいろと購入したあと、巡回バス「まほろば号」に乗って、竈門(かまど)神社に移動。ここが一味違った雰囲気で、たいへんよろしゅうございました。めちゃにぎわっている天満宮とは対照的に、ほとんど参拝客がいない。
不思議な文が刻まれた参道の石碑。右に「春秋厳祭享」、左に「上下肅容儀」。意味はわからないが、「祭享」は祭り、「容儀」は容姿、「肅」はおごそかなさまを表すようだ。「春秋の祭事の時には身なりをちゃんとせい」みたいな意味なんでしょうか?
このあと、太宰府市内に戻って、九州国立博物館を見学した。メイン建物の写真を撮り損ねたので、ホームページのスクリーンショットにてご勘弁。
特別展(ラスコー展)はパスして常設展示だけを見たが、非常に面白かった。いわゆる「国立博物館」(=国立文化財機構直轄の博物館)の中では唯一の歴史系博物館ということだが、太宰府市の歴史的な位置付けも踏まえて、大陸との関連に多くのスペースが割かれている。
2日目は特急かもめで長崎へ移動。
ちゃんぽん発祥の店とされる「四海樓」で昼食。とても混んでいて、席につくまで40分ぐらい、注文してから運ばれてくるまでさらに20分ぐらい待ったかな。ちゃんぽんの味は、可もなく不可もなく、といったところ。麺はおいしいんだけど、スープがなんだか単調な味だった。もっとおいしいちゃんぽんを出す店が長崎にはあると思う。なお、窓際の席だったので、長崎港が一望できました。豪華客船が泊まっていた。
路面電車を乗り継いで平和公園へ。ここに来るのは2回目なんだけど、前回は雨が降ってたんだよな。平和祈念像の背景は、やはり雲ひとつない青空がふさわしい。
坂の上から浦上天主堂を望む。
原爆死没者追悼平和祈念館に移動。坊が「ここも水なんだね」と一言。平和公園の入り口の「平和の泉」とモチーフが共通だ、ということ。原爆被害者にとって「水」が特別な意味を持つことに気づいてくれてよかった。
再び路面電車を乗り継いで思案橋に移動、夕食にした。「ごまさば」が絶品。博多でもごまさば丼を食べたのだが、こちらの方がずっと鮮度が高い感じだった。博多あたりの鮮魚は長崎から送られているものも多いので、長崎の人は「魚のうまさでは福岡には絶対負けない」と思っているとのこと。ちなみに、サバの生食は九州独自の文化のようですね。
ホテルに一旦戻った後、バスで稲佐山ロープウェイの登り口に移動して、稲佐山の夜景を鑑賞。天気が良くて、非常によく見えました。パノラマ写真を撮ってみた。ピントがイマイチだけど。
翌日は、大浦天主堂からグラバー園へ。旧三菱第2ドックハウスから長崎港を望む。
その後、眼鏡橋を見学。
橋はほかにもいっぱいあるのに、眼鏡橋ばかりが有名なのは、なんだか不憫な感じがする。たとえばこの橋だって素敵じゃないですか。2つ北側にある東新橋。
昼食は皿うどんのつもりだったが、予定を変更してトルコ風ライスのお店へ。コミックでも紹介されたという「ビストロ・ボルドー」に行った。11:30 過ぎに入ったのだが、40 分ぐらい待った。店主が一人で調理も接客も後片付けもやっているので、回転が非常に遅い。昼過ぎに行ったらまず入れないだろう。店主も客も心得た様子で、「1時間ぐらい待ってもらうけどいい?」「あ、じゃあやめとく」というような雰囲気だった。味は、すこぶる上品な味付けで、たいへんよろしかった。店主のにこやかな様子がまたいい。
帰りは、特急かもめ、新幹線のぞみを乗り継いで、9時過ぎに名古屋に到着。今日は休んで疲れをとって、明日から仕事再開です。