2011年04月14日

2011年04月14日

 「大文字焼き」を「犬文字」に 青春時代の野望は叶ったか? 鴻上尚史さんの新刊小説の紹介だけど、アレを「大文字焼き」と呼んだらあかんでしょ。「(五山)送り火」と言わんと。それはともかく、アレを「犬」とか「太」にするという計画は京都の学生に縷々と受け継がれている伝統だが、たぶん一度も実現したことはないと思う。当日は保存会の方々の警備が厳しくて、そう簡単に入れるものではない。小説ではどのように実現されたんでしょうね。

 うんとスケールが小さくなるけど、大文字山のふもとにある京都大学の理学部一号館には「共同大講義室」という部屋があって、入口にかなり大きな室名表示板があったのだが、その「大」の字に誰かがテンをつけて、それがかなり長期間にわたって放置されていた。学生の間では例えば「今日のガイダンスどの部屋やったっけ?」「いぬ(=共同犬講義室)」という会話が普通に交わされていた。今はどうなってるか知らない。

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Posted at 2011年04月14日 23:41:53
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