わけあって、仕事用の MacBook の中身をまるごと別マシンに移すことになった。TimeMachine でバックアップをとってあるので、インストーラで転送すれば移行自体簡単なのだが、移行後のマシンで TimeMachine バックアップを継続することができない。TimeMachine バックアップはネットワークアドレス(MACアドレス)でマシンを識別しているのがその理由で、TimeMachine バックアップの設定を手動でいじらないといけない。以下、その手順をメモ。
(1) Time MachineをOFFにする。
(2) 現在の MAC アドレスの特定(ネットワーク環境設定で、Ethernet のハードウェアアドレスを調べる)。→ xx-xx-xx-xx-xx-xx
(3) 以前Time Machineで使用されていた MAC アドレスの特定
$ cd /Volumes/TimeMachine_1/Backups.backupdb $ xattr -p com.apple.backupd.BackupMachineAddress MacBook_TN yy:yy:yy:yy:yy:yy # 旧 MAC アドレス $ cd .. $ ls -al .yyyyyyyyyyyy # 旧 MAC アドレス
(4) 古いバックアップファイルを新しい環境で使用可能にする
- 一時的にTime Machineで使用しているVolumeのACL機能を無効にする
$ sudo fsaclctl -p /Volumes/TimeMachine_1 -d
- 古いMAC アドレスのファイル名を新しいMAC アドレスのファイル名に変更
$ sudo mv -f .yyyyyyyyyyyy .xxxxxxxxxxxx
- 新しいMAC アドレス拡張属性を
Backups.backupdb
フォルダへ書き込む
$ sudo xattr -w com.apple.backupd.BackupMachineAddress xx:xx:xx:xx:xx:xx Backups.backupdb/MacBook_TN
- Time Machineで使用しているVolumeのACL機能を有効にする
$ sudo fsaclctl -p /Volumes/TimeMachine_1 -e
(5) Time Machine Volumeのアンマウント/マウント、Time MachineをONにする
参考:How To Fix Time Machine After Logic Board Changes In Mac OS 10.5
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