2009年03月11日

2009年03月11日:Scratch と HyperCard

 仕事絡みで OpenCL のことを調べていたとき、海上忍さんの「もっとわかりやすく『OpenCL』を解説する」という記事に遭遇したのだが、前フリで「ウチの娘 (5歳) に専用機としてiBook G4を与えまして…(中略)完全自力でググれるようになる一歩手前、といったところでしょうか。『Scratch』で一緒に遊べる日も近い? 」と書いてあってぶっとんだ。そんなのアリなんだ。まあ、ググれなくてもいいと思うけど(何でもネット検索に頼る癖がつくのはかえって困る)、遊びを通してコンピュータの基本操作が自然に身に付くのは悪いことじゃないと思う。

 で、Scratch とは何ぞや、ということで、ちょっと試してみた。8歳以上が対象のプログラミング環境で、部品を組み合わせていけばインタラクティブなプログラムがすぐにできあがる。面白いじゃん、と思って妻に見せると、「微妙だね」とあっさり片付けられた。ふん、と思ったが、しばらくいじってみると確かに微妙な感じ。なんと言うのかな、ちょっとした動作をさせるにも結構ごしごしプログラムを書かないといけないのね。それが目的なのだから当然といえば当然なのだが、絵をぺたぺた貼付けるだけでコードを書かなくてもそれなりの動作をしてくれる方が入りやすい。こう考えると、結局 HyperCard に行き着いてしまうんだな。あれは実に偉大だったな。

 ついでに HyperCard についてもちょっと調べてみると、HyperCard のクローンみたいなもので Elefat というのがあったのでメモ。もっとも、僕は別に HyperCard そのものが欲しいわけじゃない。HyperTalk はプログラム言語としてはとっつきにくかったし、データとプログラムが一体化しているのも不自由だった。GUI の環境はあんな感じで、プログラミング言語としてはもう少し「普通」のものがいいんだけどな。

Posted at 2009年03月11日 23:58:06
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