仕事用に HP OfficeJet 7210 を購入。PSC2150 を買ってからまだ3年半しかたってないのだが、最近になって紙の資料をスキャンして PDF 化する機会が増えたのと、自室に FAX が欲しいなと思うようになったので、購入した次第。以下、簡単な感想。
- 見かけは多少ごついが、設置面積は PSC2150 とあまり変わらない。紙受けが少し前に張り出してくるので要注意。
- オートシートフィーダの紙送りはわりとしっかりしている。HP はこのあたりは強いな。コピーマシンのオートシートフィーダに慣れていると動作が遅く感じるが、まあ代用品と割り切ればよろしい。
- 印字品質・速度は(今まで通り)問題なし。とにかく黒がくっきりしているので文書系には強い。
- ソフトのインストールが遅い、という報告をちらほら見かけたのだが、うちの iMac G4 (Mac OS 10.3.9) ではそれほどでもなかった。ちゃんと計ってないけど、5分ぐらいだったんじゃないか。
- ソフトの使い勝手はあまりよくない。説明不足で不親切なところが多い。たとえば、インストール直後に立ち上がる「アシスタント」で、プリンタを選択した後に「作成」というボタンが出てくるけど、何を作成するのかわからない。その他にも、画面が付属のマニュアルと全然違うとか、ヘルプがごちゃごちゃしていて何がどこに書いてあるのかさっぱりわからないとか、問題は多い。
- ソフトの機能はまあまあである。相変わらず Mac 版は Windows 版より機能が劣っているが、「Mac では両面印刷はできません」みたいなひどい劣り方ではなくなった。PSC2150 では純正ドライバは使わずに hpijs を使ったものだが、7210 では純正ドライバでもさほどストレスなく使えそう。
- 両面印刷はプリントダイアログで設定するが、「レイアウト」のところではなくて別ページにあるので注意。ちなみに、両面印刷すると最後のページから印刷を始める。印刷しながら読みたいときにはちょっと困る。
- オートシートフィーダで両面スキャンをして PDF を作成すると、偶数ページが裏焼きになってしまう。使いもんにならんじゃないか。これについては「補足説明」として紙切れが入っていて、Mac ではそうなると書いてあるのだが、商品説明ではどこにもそんなことは書いてないのだから問題である。というより、こんな初歩的なバグは出荷前に気づいて直しとかんかい。
- オートシートフィーダで両面スキャンすると、原稿がいちいち逆順になってしまうのも不便。
- 7210 本体のスキャンボタンでスキャンしたデータを、ネットワークにつながっているコンピュータに送ることができる。スキャナを使う時の設定はだいたい決まっているので、いちいちスキャンソフトを立ち上げる必要がなくて便利。ただ、1回 7210 の設定がおかしくなって、コンピュータを選んだところで応答しなくなってしまった。これはどうやら iMac 側の問題だったらしく、ソフトをインストールし直したら回復した。
総合すれば、印字性能は◎、プリンタドライバ・スキャンソフト・オートシートフィーダは○、両面スキャンは×、ってところか。FAX 機能はまだ試していないので、また後日。
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