2024年04月27日

木たち・花たち・野菜たち

 シマトネリコ。庭の外に向いている太い枝を切り詰めたいのだけど、今のタイミングでいいのかな?

20240427-1.jpg

 ウメは今年はたくさん花が咲きました。実がいっぱいついているんだけど、この実は使い道あるんかな? 一応根元に肥料をあげておきましたが。

20240427-2.jpg

 ナツミカンは、枝が混み合っているところを少しずつ抜いています。アブラムシはいつのまにかほとんどいなくなりました。

20240427-3.jpg

 つぼみがだいぶふくらんできました。

20240427-4.jpg

 苗づくりです。ミニトマトとチャイブがどうも伸び悩んでおります。それぞれ1株ずつ、試しに「種まきの土」から普通の培養土に植え替えてみたんだけど、そちらもイマイチです。生き延びて欲しいのですが。

20240427-5.jpg

 畑に直蒔きしたルッコラは、順調に本葉を出しています。日当たりがよくないので、生育はゆっくりですが。

20240427-6.jpg

 その隣のスイスチャードです。まあこれも順調かな。

20240427-7.jpg

 スナップエンドウも順調です。もう花は終わって、あとは実を収穫するのみです。今年は採種もやりたい。

20240427-9.jpg

 キンジソウは、雑草との混植状態です。すこぶる元気です。今年はアブラムシの被害が少ないです。ヨトウムシはまだ出てきていません。

20240427-8.jpg

 シソが雑草の中から立ち上がってきました。頼もしい。

20240427-10.jpg

 雑草コーナーです。えらいきれいな新顔がいました。タツナミソウのようです。

20240427-11.jpg

 タツナミソウに、シダ類・カタバミ・ドクダミの競演。シダ類は節操なく大きくなりますが、野性味があって、私はけっこう好きです。

20240427-12.jpg

 これはイノコヅチだと思います。秋に実がつくと、衣服にひっついて厄介です。花が咲く前に抜いておきたい。

20240427-13.jpg

 今この白い花がきれいに咲いているんですが、これがよくわからない。ハルジオンにしては、つぼみがまっすぐ上を向いています。ヒメジョオンにしては、葉にぎざぎざがありません。ヘラバヒメジョオン?

20240427-14.jpg

 これはオニタビラコのようです。根元にロゼットがあって、茎がすっと立ち上がって、先に黄色い花が咲いています。

20240427-15.jpg

 ツユクサです。これ食べられるそうですね。雑草の中でこれだけが虫に食われていることがよくあるんですが、虫にとってもおいしいんでしょうね。

20240427-16.jpg

タグ:園芸
Posted at 2024年04月27日 17:08:10

2024年04月21日

都会と地方の違い(自分の場合)

 こういう話、定期的に話題になりますよね。

 私も美術展や観劇はカードになりません。音楽のコンサートはまあまあ強カードだけど、大阪や京都に住んでた時もあまり行ってなかった(東京なら多少は行ったかも)。私が少年〜学生時代を大阪・京都で過ごした時に最強カードだったのは、自力で気軽に行ける範囲内にヤマハミュージックサロン(梅田第1ビル、その後閉鎖)、ササヤ書店、心斎橋ヤマハという気合の入った楽譜専門店があったことです。

 最初に洋書スコアを買ったのは梅田のヤマハでした。その前に阪神百貨店の楽書売り場に行ったら、日本の出版社のスコアは少し置いてあったんだけど、洋書スコアはありませんか?と店員さんに聞いたところ、梅田のヤマハとササヤ書店を教えてくれたのです。今から思うと、百貨店の店員さんの紹介としてはかなり異例だと思う。音大出身者だったのかな? ササヤ書店で、マーラーの交響曲6・7番(Eulenburg版)のスコアの取り寄せを依頼して、父に受け取ってきてもらった。中学2年ぐらいの時だった。

 自力で店に行って買ったのは、ムソルグスキー/ラヴェルの「展覧会の絵」(Boosey & Hawkes)が最初です。その後、ホルストの「惑星」とかストラヴィンスキーの「春の祭典」などの定番ものから、一時期ハマったバルトーク(生誕100年のときだと思う。FMで毎週のように放送してた)のスコアなど。クセナキスの「ペルセファッサ」とかベルクの「ヴォツェック」(全曲版フルスコア)も取り寄せで買ったな。あと、買わなくても棚は一通り見ていたので、ツィンメルマンの「兵士たち」みたいな特殊な作品も、この頃(中高生)から存在だけは知ってました(めちゃくちゃ分厚くて目を引いたし、売れないためいつ行っても置いてあったから)。この時の蓄積があったから、大学で吹奏楽部に入っても先輩たちの難しい議論についていけたし、居場所を確保できた。当時、人間関係の構築が絶望的にヘタだったので、これがあったのは大きかったです。そういうマニアックな知識を受け入れてくれる仲間にも恵まれたわけですが。

 その後 Nifty-serve の FMIDICLA に参加した時も、この蓄積は効きましたね。もちろんその筋のプロがごろごろいらっしゃる環境だったので、あくまでも「素人」としての立ち位置ですが、居場所は作れました。京都を離れた後、岡崎・名古屋と移り住んだのですが、ずっと岡崎とか名古屋で生まれ育っていたら、こうはならんかっただろうな……とは思います。(名古屋近辺には県芸・名古屋音大があるし、公立の音楽高校が2つもあるので、気合の入った楽譜屋さんはどこかにあるのかもしれませんが、まだ探せていません。)

 なお、地方のそこそこ大きな都市を訪問する時は、時間があればその都市の楽譜屋さんを探して立ち寄っています。けっこう強いなと思ったのは仙台と浜松でした。浜松はまあ当然かな。東京のアカデミアミュージックと、大阪のササヤ書店に匹敵するお店は、なかなかないようです。

タグ:社会 音楽
Posted at 2024年04月21日 13:01:26

2024年04月20日

映画「戦雲(いくさふむ)」

 ナゴヤキネマ・ノイで見てきました。ほぼ満員!

20240420-1.jpg

出典:eiga.com、「ポスター画像」 https://eiga.com/movie/100996/photo/

 沖縄県先島諸島に自衛隊の施設が次々と作られ、「要塞」化している現実を伝えるドキュメンタリー映画です。その変化を地元の人たちがどのように受け止めているのか、丁寧に描いていきます。

 本作で描こうとする内容を象徴するのが、この言葉でしょう。

多少の犠牲は仕方がないさというときの、「多少」のなかに、私たちが入っているよね?

 この言葉にある「私たち」は、先島諸島の人たち、だけではない。「国を守る」といいつつ、守ろうとしているものは何なのか。守るために、捨てようとしているものは何なのか。映画の中で、島から出撃した特攻隊員の話が出てくる。「不死身の特攻兵」(鴻上尚史、講談社現代新書)にある通り、特攻を命じた上官は、「最後に自分も出撃する」などと言っておきながら、自分は早々に逃げ出す。「国を守る」というとき、守られる対象は「偉い人たち」だけであって、あなたや私ではない。

 中国が領土拡大の野心を隠そうともしていない、という現実は確かにある。ただ、「台湾有事に対抗する」というのは、対米従属の枠組みの話で、日本の国土を守る、という話とは少し違う。アメリカが台湾を守るために、在沖米軍基地から軍事行動を展開し、それに自衛隊も協力する(もはや後方支援だけでは済まなくなっている)。結局アメリカと中国の覇権争いの先兵にさせられてる、ってことだよね? つまり、結局守る対象は「アメリカの偉い人たち」だけ、ということになる、のか?? んなアホな話あってええんかいな。

 では、戦争を回避する手段はあるのか?というと、これはまた難しい問題で、簡単に答えが出そうな話ではない。戦争そのものについて、もっと知る必要はあるな、と思っています。この映画の中でも、反対運動に携わっている人が「小さい時は戦争のことなんか知るのもいやだった、でも今はすっかりオタクになってしまった(笑)」と言っておられた。戦争を理解しない者が平和を語ることはできない。自分も勉強しようと思います。

タグ:映画 社会
Posted at 2024年04月20日 20:45:06
email.png