2025年07月20日

映画「スーパーマン」

 あまり見ないタイプの映画なのですが、なかなかの評判なので、見てきました。

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 「強い政治的メッセージのある映画だ」とか「親子の絆の映画だ」とか「犬の映画だ」とかいろいろとカオスな感想を見かけますが、まあどれも当たっていると言えば当たっているかな。アクションが若干グロいところもあるのと、SF的な場面と日常的な場面のアンバランスに違和感がありますが、そこを受け入れられれば楽しめる映画です。アンバランスについては、この手の映画を見慣れてないのでわからないのだけど、わざとやってるところもあるのかな? 「空飛ぶ円盤なのにこのガレージ?」というセルフツッコミもありましたからね。

 「政治的メッセージ」については、悪役が SNS などを駆使して偏った情報を流し、裏では強権的指導者と結託して巨利を貪り……という展開は、まあ現実社会とリンクすると言えなくもない。ただ、現実社会で進行している悲劇(ロシア対ウクライナ、イスラエル対パレスチナ)は、単に「巨利を貪る」というレベルではなく、もっと人間存在の根本を踏みにじっているので、その点はこの映画のメインの主題ではないのかなと感じました。

 より印象的で重要なのは、スーパーマンと「生みの親」「育ての親」との関係でしょう。「生みの親」から託された「役割」について悩むスーパーマンに、「育ての親」が優しく語る言葉は、本作品中の白眉です。映画の最終盤で、「両親の映像を見る」シーンがここと呼応しています。本作品の一番大事なメッセージはこれだと私は受け止めました。

 「犬の映画」? 確かに大活躍でしたね。犬のクリプトが主役!と言ってる人もいるようです。私はもともとスーパーマン(原作コミックやこれまでの映像作品)についての知識がほとんどないので、本作品のクリプトの位置付け(斬新さ)についてはあまりよく理解してませんでした。これから他の人の感想を拝見して、楽しみたいと思います。

 小ネタ1つ:劇中で「フルオロアンチモン酸」という言葉が登場しましたが、「これまで知られている最も強い酸=あらゆる物質を腐食する」という意味合いだと思われます。でも、敵の装甲は金属製と思われるので、酸性度が強いだけでは腐食には至らないでしょう。現実的には王水でしょうけど、言葉としてのインパクトがイマイチですよね……

タグ:映画
Posted at 2025年07月20日 20:44:21
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