FreeCAD でモデルを作成して、プリントするところまで行きました。
ねじもちゃんと入ります。なお、めねじの穴は、規格通りに作った後、半径方向に1.05倍拡大しています。ねじの軸をz方向としているので、x方向・y方向をそれぞれ1.05倍に拡大する。これは、Fusion 360 でねじを作った時の経験による。おねじ・めねじの両方を 3D プリントした時は、めねじを1.07倍にしたけど、おねじが規格通りの場合は、めねじは1.05倍で大丈夫です。なお、ねじのサイズは UNF1/4-28(ユニファイ細目ねじ)です。
FreeCAD の操作はだいぶ慣れてきた。ただ、けっこうな頻度で動作が止まって虹色ぐるぐるが出るのは、ストレスを感じる。まず、プログラムの起動にえらく時間がかかる。FreeCAD のアプリケーションアイコンをダブルクリックしたら、Dock にアイコンが表示されかけたところでいったん止まる。40秒ぐらいたってから、ようやく起動画面が出てきて、そこでさらに40秒ぐらい止まる。作業中も、ときどき動作が止まって虹色ぐるぐるになる。ランダムに起きるように見えるので、心の準備ができない。こういう挙動は、スクリプト言語でガーベジコレクションに引っかかった時によくあるけど、そういうやつだろうか。(それとも、Core i5/16 GB じゃ足りないのかな??)
FreeCAD の仕様ですごく好きなのは、スケッチを押し出して立体を作った後、元のスケッチを変更すると、作った立体にも反映されるところですね。これが「パラメトリック CAD」であるゆえんです。結構作り込んだ後、「あー最初のボディをあと 5 mm 伸ばしたいな」ということが、実によくあるんですよね。
ただ、ときどき妙な挙動をすることもある。下の図だと、フィレットが変なところに適用されてしまっている。たぶん、スケッチを編集したあと、辺の番号が変わって、別の辺にフィレットを適用する設定に変わってしまったのだと思う。こういう挙動に対応するには、プログラミングの感覚が必要になりそうです。直感優先でデザインする人には向いてないかもしれない。