2015年02月01日

防音工事

 ピアノスペースの防音工事にとりかかりました。周りの壁が板張りで、音が響きすぎるのを何とかするのが目的です。防音材についてネットで調べていたら、「防音専門・ピアリビング」というサイトにたどり着いた。かなり本格的な防音工事がDIYでできる、というところに魅力を感じた。いろいろ検討して、壁は遮音シートロックウールボード、床は防振マットコルクタイルにした。二畳ぐらいのスペースなので、土日で全部終わるだろう、と思っていたが、結局今週は壁だけで終わってしまった。床は来週。

 いくつか気づいたことをメモしておく。

  • 資材は建材屋さんから届くので、個人宅宛の配送は慣れていないこともある。一部の資材が、近所の建築現場に届けられそうになったことがあった。
  • ロックウールボードを固定するためのジョイナーが思いっきり破損していた。今回は長さに余裕があったため、破損部分を避けて使えば施工できたので、特にクレームは入れていない。そもそも気づいたのが受け取り後数日たった後だったので、破損したのが受け取り前か受け取り後かわからなかったというのもある。この商品はかなりもろいので、長さギリギリで使う人は受け取り時によく確認した方がいい。
  • 当たり前だけど、ピアノを動かすのは大変です。今回は「らくらくヘルパー・ハイパーセット」というのを使った。耐荷重は十分なのだが、手前だけが持ち上がって奥に台車が入らないとか、動かしている途中で台車がずれるとか、いろいろ問題が起きる。よく考えて使うこと。
  • ロックウールボードは簡単に切断できる。オルファのL型カッターで十分。ただ、切断面からロックウールが出てこないように処理するのが相当面倒だった。今回は、ガラスクロスを残してロックウールだけを切り、余ったガラスクロスで切断面を巻き込むようにした。屋外の作業スペースを確保しておくこと。
  • 効果は…よくわかりません(なんじゃそりゃ)。施工前の状態でピアノを弾いて騒音計でチェックしておこうと思っていたのだが、すっかり忘れていた。そもそもピアノスペースが廊下につながっているので完全な防音は期待していない。壁に響く反響音が多少軽減できたような気はする。

 ピアリビングさんのサイトでは、材料や施工方法について詳しく説明してある。今回経験した範囲では、どの説明も正確で適切であることがわかった。施工方法は「素人でできる方法」を独自で開発されたとのこと。この他にもいろいろ勉強になる情報が満載なので、防音工事を考えている人はぜひご訪問をお勧めします。

一つだけ気になったのは、ショッピングで買い物かごに商品を入れると、予告無しに別のドメイン (www.kishindo.co.jp) に飛んでしまうこと。ピアリビングは福岡県の会社なのに、https の証明書を見ると所在が北海道名寄市になっていたので、びっくりしてしまった。どういう事情でこうなっているのかわからないけど、一言説明を入れておいた方がいいと思います。他のところがとてもちゃんとしているサイトだったので、この点だけが残念だった。

タグ:DIY
Posted at 2015年02月01日 01:18:41
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