2024年03月27日

映画「その鼓動に耳をあてよ」

 少し前ですが、妻と2人でナゴヤキネマ・ノイで見てきました。

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出典:eiga.com、「ポスター画像」 https://eiga.com/movie/100633/photo/, (C)東海テレビ放送

 中川区の名古屋掖済会(えきさいかい)病院。その救急救命センター (ER) は「断らないER」をモットーに、名古屋と周辺地域の救急医療を支えている。そのセンターに密着して、リアルな姿を描き切った。ドラマティックな演出は全くない。ナレーションもない。ただ、ひたすら地味な、しかし猛烈に負荷の高い、医療者たちの日常を淡々と切り取っていく。

 タイトルとかあらすじ(?)を聞くと、なんだか重そうな映画に見えるじゃないですか。ところが、意外なほどポップなんですよ。もちろん、見ていて楽しいわけではない。目を背けたくなるようなシーンもけっこうある。それなのに、全体のトーンが明るい。これは、主人公に据えた2人の医師(一人は中堅、もう一人は研修医)の人間的魅力によるところが大きいのかもしれない。ありえないほど多忙な日常の中で、休憩室で食事をとりながら、「(救急医の仕事は)楽しい」と言い切るのだ。

(掖済会病院がもしなくなったら?と問われて)うーん、そうなったら、第2の掖済会が出てくるんじゃないですか。年間1万台の救急車の行き場がなくなったら、ヤバイでしょ。

 記憶に頼って書いたので正確じゃないけど、大筋こういう趣旨の会話もあった。医療者仲間に対する、揺るぎのない信頼があるように感じた。「断らない」というのは、「否定しない」ことにつながっているんだろうな。

 私は個人的に、名古屋周辺の救急医療関係者には強い信頼を寄せています。親族が名古屋で救急搬送されたことが何度かあって、そのたびに違う病院だったんだけど、どこもとても丁寧な対応でした。コロナ禍の初期に藤田医科大学の岡崎医療センターが果たした役割も忘れられません。

タグ:映画
Posted at 2024年03月27日 00:33:24
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