バスクラの練習用に、伴奏動画を作ってみました。フォーレの「子守唄」作品16です。画面の上半分に拍を刻む「指揮」の動きが表示されます。また、画面の下にはスコアが表示されます。
フォーレの「子守唄」と名付けられた楽曲としては、「ドリー」組曲の第1曲が有名なのですが、それとは別の曲です。ヴァイオリンとピアノが原曲で、チェロで演奏されることもあります。
ドリーの第1曲はこれですね。
そういえば、歌曲もあったな(Op. 23-1)。歌曲をヴァイオリンで演奏している方もいらっしゃいます。
伴奏動画の話に戻ります。最初、伴奏を DTM で作成・録音したものを聴きながら、合わせて演奏してみたのですが、音だけの伴奏に合わせて演奏するのはとても難しいと気づいたのです。慣れた演奏者なら大丈夫なんでしょうけど、まだ楽器を操るのもおぼつかないレベルでは、「自分の音と伴奏の音」を両方聴きながら演奏するのは難しい。
そこで、「指揮」をつけることにしました。指揮法をネットの記事でニワカ勉強して(安直!)、一応実用になる(かな?)レベルにしました。指揮図はこちらのページを参考にさせていただきました。(このページを作った方のプロフィールがなかなか見つけられないんだけど、古いページだからもう更新されてないのかな?)
この図は、棒の動きを直線で描いてあります。実際には、もう少し柔らかい曲線を描くはずです。今回の動画では、曲線的な動きを処理するのがちょっと大変だったので、とりあえず直線で実装していますが、今後改良したいところです。
技術的には、新しいことにたくさん挑戦しました。LilyPond で小節線や拍の位置を計算するとか、Python で動画を作成するとか。このあと追って書いていくつもりです。