いやあ、毎日素晴らしい試合が続きますねえ。こんなに続けてプロ野球の試合を見るなんて、2001年のバファローズ(近鉄)/スワローズの日本シリーズ以来だな。しかも連日、最後まで目を離せない好ゲームが続くとは。
今日も鍵は青木だったな。5回のマウンドに田嶋が上がって、「うーん1番からの打順だけど、乗り切れるのかな?」と思っていたら、やっぱり青木にヒットを打たれて交代。比嘉は山田にうまく打たせたけど、次のバルガスが乗り切れなかった。四球2つ、ヒットのあとまずい守備が出て、全体にうまく回ってない感じでした。でも、6回にバルガスが続投してきっちり3人で抑えたのは良かった。チームの雰囲気も少し持ち直したんじゃないでしょうか。
バファローズの方は、やっぱり吉田正尚でしたね。6回は吉田の二塁打から杉本の同点2ラン、7回は吉田の勝ち越し二塁打。一方、スワローズが逆転した7回は、また青木が仕事をしました。簡単には凡退しない。このシリーズでは、山田が今ひとつだから、余計に青木の働きが目立っている。青木が出塁したから、吉田凌投手が山田・村上で神経を使わされて、サンタナまで集中力が持たなかったように見えました。
8回表、回またぎの石山に簡単に三者凡退に片付けられて、試合の流れが決まっちゃったかな、と感じました。ここはベテランの安達とTさんにしぶとく粘って欲しいところだったけど、粘らせなかった石山の勝ちですね。
最終回のマクガフ、敵ながら、ちょっと心配して見ていました。ここでまた逆転されたら、ちょっと立ち直れないんじゃないかと。結果として、走者2人は出したけど、見事に抑えて、スワローズの勝利。
ここまで3戦見ていて、とても面白いと感じたのは、お互いに「自チームの良さ」を出せているからだなと思う。つまりは、「この一人をマークすれば打線を分断できる」というほどのキーマンがいない、とも言える。あえて言えば、スワローズの山田がちょっと消えているかな。それでも、青木や中村がいい仕事をしているので、ちゃんと打線はつながっている。バファローズの方は、吉田正尚はきっと本調子じゃないんだろうけど、やっぱり絶大な存在感がある。
バファローズには、何としても神戸に戻るんだ、という心意気で、しっかり切り替えて欲しいですね。神戸のナイターは寒いだろうけどねえ。