めちゃめちゃ凄いものを見ました。ギターの多重録音で、ストラヴィンスキーの「春の祭典」!
いや、これホンマ凄いですよ。エレキギターのいろんなテクニックを使って、実に様々な音色を出している。オーケストラの音を真似ているわけじゃなくて、その場その場にふさわしい音を選んでいる。原曲を徹底的に研究している。
20:20 あたり、いいよね。ここだけ、画面に戸外でギタリストの全身が映る。基本的には手元のアップだけだけど、ここだけ扱いが違う。
原曲ではアルトフルートのソロです。(楽譜は Boosey & Hawkes 版から引用、以下同様)
ギターの多重録音に、ドラムが控えめに入っている。これがまたうまい。29:19 あたりからのハイハットの入れ方とか、素晴らしいセンスを感じる。
原曲ではこうなっています。打楽器は入っていません。アレンジャーのオリジナルですね。
YouTube のコメントに「これは歴史的な偉業だ」と書いている人がいたけど、まさにそうじゃないでしょうか。ムソルグスキー/ラヴェルの「展覧会の絵」と並べてもいいレベルの仕事だと思う。
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