「世界的数学者も生み出した、60年以上続く学力コンテストの凄み」(Yahoo! ニュース特集)。おおお、東京出版「大学への数学」の取材記事だ。いやあ、私の高校時代はこの雑誌とともにありましたよ。中学の時から「高校への数学」を読んでいて、高校進学と同時に「大学への数学」に切り替えた。学力コンテストは、いつぐらいから出してたかなあ。3年の時には欠かさず毎月出していたと思う。通信欄のコメントも2回ぐらい誌上に採用してもらったな。
今、子供が高校生なので、何十年ぶりかで「大学への数学」を購読している。でも、子供たちはあまり読んでいる気配がありません(笑)。
学力コンテストの他に、「宿題」というのがあります。学力コンテストはまあ大学入試問題レベルだけど、「宿題」はとんでもなく難しい。「大学への数学」の「宿題」は一度も解答を送れなかった気がする。「高校への数学」の時はときどき送っていて、一度だけ優秀解答者で記念品をもらったことがあります。でも、それが誌面に載った時はもう購読をやめていて、知らなかったんだよね。あとで東京出版から記念品が送られてきてびっくりした。
「大学への数学」の「宿題」に対して、出題者の意図を大きく超えた極めて一般性の高い解答を送った人がいて、誌面で激賞されていたのを覚えている。同じ高校3年生で、学コンの成績上位者常連でもあった。大学に入ったら、同じクラスにその人がいたのよ。「ああ、これがあの◯◯君か……」と、半ば畏怖の念を抱いていました。彼は当然のごとく、数学科に進学した。今ごろどこかで大学教員やってるのかなあ。