今年は野球の話はあまり書かないようにしようと思っていたのですが、今日はぜひ書きたかった。
きのうの対マリーンズ戦、4/10 に完全試合を達成されて以来の、佐々木朗希投手とのマリンスタジアムでの対戦です。1-0で勝ったけど、負けていてもぜんぜんおかしくない内容だった。死球の走者をボテボテの内野ゴロで還した１点を、懸命に守りきったという試合です。
コロナ陽性で離脱していた中嶋監督の復帰戦だったんだけど、このコメントに泣けてきたのです。
（「水本監督代行では３勝３敗。」）俺がいたら、もっと負けてたと思うから良かったです。
３勝３敗だったけど、３敗のうち２敗は采配がはまらなくて負けた、と感じているファンは多いと思う。正直、私もそう感じました。ライオンズに延長で１点差で負けた試合と、同じくライオンズ戦で山﨑福が打たれて負けた試合は、「なんか勝負勘が足りないな……」という印象でした。中嶋監督がそういう声に気づいてないわけがない。そこに、「俺だったらもっと負けてた」ですよ。水本ヘッドコーチは救われただろうし、ファンも救われました。なんて部下思いのリーダーなんだろう。
水本ヘッドコーチは、選手からの絶大な信頼があるのだと思います。それは、監督代行としての初勝利の日に、ウィニングボールを宮城くんが監督代行に渡そうとした、ということからも感じ取れます。この日の宮城くんは、プロ入り初の完投勝利だったのに、です。水本さんは断って宮城くんに返したそうですが。
今の体制になってから、チームの雰囲気がすごく良さそうです。ヘッドコーチとしての水本さんの存在は大きいのだと思います。こういう「いい雰囲気」「楽しそう」なチームが結果を出しているのは、本当に喜ばしいことです。パ・リーグは今年も大混戦になっていますが、バファローズにはぜひ、このいい雰囲気を保って最後まで走りきってほしいところです。
