ラズパイに接続する小型ディスプレイは、SPI 接続のものを前に買ってみたのだが、ベアメタルで使おうと思うとドライバを自力で書かないといけないので、少し面倒くさい。今回、「OSOYOO(オソヨー) HDMI 3.5インチLCDディスプレイ」というのを見つけたので、買ってみた。2980円。
基板面はこんな感じ。ラズパイの GPIO のピンヘッダに差し込むようになっている。1〜4ピンと、19〜26ピンを占有。1〜4ピンは電源、19〜26ピンは SPI だろう。後者はタッチパネル用かな。
ラズパイの HDMI ポートとは、小さなドーター基板で橋かけするようになっている。これは、前に買った Elecrow の5インチ HDMI 液晶と同じタイプ。
ケースに入れてみました。同じオソヨーの「Raspberry Pi 専用 LCD タッチ スクリーン 3.5インチ ディスプレイ + ケース」についていたもの。実は間違えて最初にこれ買っちゃったんですよね。商品が届いてから「あちゃーこれ SPI 版だった、違うじゃん」とがっかりした。でも、ケースはシンプルにしてなかなかオシャレです。HDMI 版にもこれつけて売って欲しい。
ラズパイ model A+ なので、USB ポートが引っ込んでしまう。側板をつけなければ、なんとか使える。
裏面はこんな感じ。四角い穴があいているのは、ラズパイ2・3のシステムメモリの放熱用。ちゃんと考えてある。ラズパイ model A+ では関係ないけど。
config.txt
で解像度を設定する。hdmi_group=2, hdmi_mode=87
として、hdmi_cvt
と framebuffer_width, framebuffer_height
で縦横のピクセル数を指定すればよい。この液晶は 480x320 のようなので、次の設定だと1ピクセルがちょうど液晶の1ピクセルに対応する。
hdmi_group=2
hdmi_group=87
hdmi_cvt=480 320 60 6 0 0 0
framebuffer_width=480
framebuffer_height=320
ただ、これだとちょっと表示が細かすぎて、読むのが辛い。老眼だからなんだけど。
次の設定がちょうどいいと思う。解像度は上げてあるのだが、Daruma BASIC だと 640x480 以上の解像度なら 2x2 ピクセルで1ドットを表示するので、いい感じになる。
hdmi_group=2
hdmi_group=87
hdmi_cvt=720 480 60 6 0 0 0
framebuffer_width=720
framebuffer_height=480