2016年08月04日

ラズパイのベアメタル開発 (3):LuaCon のコンパイルと起動

(「Maccasoft のカーネルをビルドする」から続く)

 ツールチェイン・ベアメタル用ライブラリが構築できたので、LuaCon のコンパイルは簡単。LuaCon.zip をダウンロードしていただいて、展開したあと、build_raspi_bm ディレクトリで make する。ラズパイで立ち上げるためには、micro SD カードを FAT32 でフォーマットして、次のファイルをコピーすればよい。

  • 【Raspberry Pi システムファイル】
    • bootcode.bin
    • config.txt
    • fixup.dat
    • start.elf
  • 【LuaCon 関連ファイル】
    • kernel.img …… LuaCon 本体
    • fontdata.bin …… フォントデータ
    • startup.lua …… LuaCon スタートアップスクリプト
    • lua …… ディレクトリ。中に samegame.lua などを入れておく

 さて、これでベアメタルで動くようにはなったのだけど、今後もベアメタルで進めるのがよいかどうか、少し迷っている。ラズパイは実は GPU がけっこう強力なので、GPU のアクセラレーションを使うとかなり高度な画面表示が可能になりそうだが、ベアメタルでこれを実装するのは相当ハードルが高い。軽量の Raspbian 構成を考える方が現実的かも?

タグ:Raspberry Pi
Posted at 2016年08月04日 00:42:43
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