2015年05月30日

「仏教入門」(松尾剛次/岩波ジュニア新書)

 図書館で予約して借りた本が届いたので一日で読破。どうして予約しようと思ったのかもう忘れてしまった。合わせて「イスラームとは何か」も借りたので、もう少し身の周りの宗教のことを知らないといかんかな、と思ったのがきっかけだったのかな。岩波ジュニア新書なので文章は読みやすい。内容は、仏教のいろいろな宗派がどのように生まれて行ったのかを(日本仏教を中心に)たどっていくもので、それぞれの宗派の教えについてはキーワードを紹介する程度にとどまっている。もう少し内容について深い紹介があるかと思ったのだが、ジュニア新書の枠に収めつつ日本仏教の歴史を概観するには、この程度にとどめておくしかなかったのかな。仏教教義の解説としては、今東光氏の「毒舌・仏教入門」という名著があるわけだが、これに匹敵する書物を見つけるのは至難かもしれない。

タグ:読書
Posted at 2015年05月30日 23:02:40
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