2014年11月09日

グラドス・アド・パルナッスム博士

 ヒメのピアノ発表会、「ゴリウォーグのケーク・ウォーク」はまずまず順調に進んでいる。「この曲だけでは短いのでもう一曲」ということになった。同じ「子供の領分」からヒメに選ばせたところ、「グラドス・アド・パルナッスム博士」に決まった。ここまではだいぶ前の話なのだが、ヒメが練習しているのを聞いてふと違和感が。

 上の楽譜は7〜8小節目。8小節目3拍目の右手、ここ7小節目と同じじゃなかったっけ? 第10小節が「e-d-c-b as-e-d-c」(b =シ♭)なのは間違いないのだが、ここも変わるんだっけ? 7〜8小節目は同じ音の繰り返しだと何となく思い込んでいた。IMSLP の楽譜を見てみると、Durand の初版も 1969 年の Peters 版も、上の譜例と同じになっている。うちにあるミケランジェリの CD を聞いてみたら、やっぱり上の譜例と同じだった。えーそうだったのか、全然気づいてなかったぞ。今までずっと7〜8小節目は同じ音で弾いていた。人前で弾いたことないから関係ないけどさ。安川編の楽譜もこうなってたかなあ。ちなみに、NHKのスーパーピアノレッスンの楽譜では、7〜8小節目は同じ音になっていて、何の注釈もない。もっとも、この楽譜はどうも誤植が多くて、あまり信用はおけないのだけれども。

タグ:音楽
Posted at 2014年11月09日 22:44:13
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