2014年05月17日

分数の割り算

 ヒメの学校で分数の割り算が出てきた。分子と分母をひっくり返して掛けるのだが、それはなぜか、というのはなかなか説明が難しい。ヒメが使っているドリル(「ひとりで学べる算数・小学6年生」、仲松庸次著)では、四角をタイル状に分割して「○/○ m2を塗るのにペンキが○/○ L 必要でした。1 L では何 m2 塗れるでしょうか。」という設定で、除数・被除数を「分子1の分数→真分数」と変えながら8ページを費やして説明してある。ここは小学校算数の最大難所の一つなので、相当手間をかけて教えるべきところなのだな。

 遠山啓先生の「数学入門」に、「子供の頃、分数の割り算は『ザルと同じだ、ひっくり返してかけるから』と習ったが、こんななぞなぞみたいな説明で済ませてはいけない」というようなことが書いてあった気がする。手元に本がないので確認できないが。それにつけても、この本は名著ですねえ。中学〜高校の時に隅々まで読み尽くしたものだ。

タグ:教育
Posted at 2014年05月17日 22:24:59
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