岐阜県先端科学技術体験センター・サイエンスワールドにお出かけ。今回は近所のお友だちを一人お誘いして子供3人で行った。9時半頃に到着して、最初に紙工作で「お金が消える貯金箱」を作る。10時からサイエンスショー「カタチに潜んだ謎」。動画映写と実演が平行して進んで行く構成。動画のキャラクターが鬱陶しく、最初はどうなることかと思ったが、舞台にお姉さん2人が出てきて実演になると程良い感じになった。たぶんいつも観客が少なめだろうから、動画でテンションを上げる必要があるんだろうな。終了後、2階ホールに展示されている「錯視」絵を見る。まもなく、スペシャルワークショップの「液体窒素ショー」が始まった。講師のおじさんがちょっととぼけた感じで楽しい。僕は液体窒素には普段から馴染んでいるのだが、二酸化炭素の風船でドライアイスを作る実験とか、液体酸素を溜めて線香を燃やす実験(けっこう危険)とか、低温で縮んだヘリウム風船が天井に向かって飛んで行く実験とか、見せ物としてたいへん面白かった。それからまた工作コーナーに戻って、「フタバガキ」の種の模型を紙とストローで作る。くるくる回りながらまっすぐ落ちるのが面白い。ここまででほぼ2時間半。無料!でたっぷり楽しめる。
つづいて「地球回廊」へ。サイエンスワールドから道路をはさんで反対側すぐ。ここに横断歩道がないのはなんとかしてほしい。地球回廊は、戦時中作られた地下壕を転用したもので、地球誕生から現代に至る生命の歴史を主にパネルで展示してある。大人200円、子供は無料。「デスモスチルス」が瑞浪市で発掘されたのが自慢らしい。途中で映画の上映設備があって、大陸移動と日本列島形成の解説をしていた。これもキャラクターが鬱陶しい感じだったが、内容はなかなか面白い。
最後に、瑞浪インター近くの「ミュージアム中仙道」に立ち寄り、レストラン「いーぜる」で食事。これが当たりだった。900円の創作ランチのレベルが高い! メインのポークソテーとエビフライ(2匹)もよいが、付け合わせのにんじんグラッセとフライドポテトが非常によろしい。ここは強力におすすめ。
帰って新聞を見ると、日本原子力研究開発機構の改組の記事が出ていて、その中で瑞浪超深地層研究所の廃止の可能性に言及されていた。サイエンスワールドにも影響があるかも知れない。よい施設なので、未来への投資だと思ってなんとか維持していって欲しい。