2012年05月03日

ウォルトンのピアノ四重奏曲

 最近ウォルトンの室内楽曲の CD(ロンドン交響楽団メンバーによる)がお気に入りでよく聴いている。曲目はピアノ四重奏曲・ヴァイオリンソナタ・5つのバガテル(ギター独奏、Varii Capricci の原曲)。ピアノ四重奏曲は傑作で、特に第2楽章のスケルツォが鮮やか。ウォルトンはこういう曲想が実にうまい。冒頭部は次の通りで、ここだけ見ると調性不明だが、この楽章はなんと変ホ長調で終わる。


(Oxford University Press 版22ページより)

 ヴァイオリンソナタもなかなか面白くて、5音が上方変位した7の和音(だと思う)が連続するところはスクリャービンみたいな響きで独特の雰囲気がある。これは楽譜を持ってないのでそのうち調達したい。

タグ:音楽
Posted at 2012年05月03日 23:05:04
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