ヒメの夏休みの宿題で、「郷土の行事・名所・偉人」について調べる、というのがあった。それぞれ100字程度+絵の短いものだが、それでも何にも調べずにテキトーに書くわけにもいかない(それほどの悪知恵もない)ので、ネタ集めに出かけることにした。いつもは妻の運転で車で出かけるのだが、せっかくの機会なので妻にはお留守番を頼み、バスで回って勉強させることにした。
名鉄東岡崎駅で観光案内所に立ち寄り、まず伊賀八幡宮への行き方を子供たちに聞いてこさせる。「5番乗り場からバスに乗ればいいんだって」と言うのだが、その5番乗り場の場所がわからないのでもう一度聞きに行くハメになった。ま、バスに乗って移動するというのは初めての人にとってなかなか難しいものではある。名鉄バスのターミナルがまたわかりにくくて、5番乗り場の案内板が4番乗り場の前にあったりする(意味がわからないと思うけど、実際そうなのだ)。予想通り、子供たちが4番乗り場に来たバスに乗ろうとしたので、「ちょっと待て、これほんとに伊賀八幡宮に行くかどうか運転手さんに聞いてみ」と指示して、運転手さんのアドバイスで無事正しいバスに乗ることができた。伊賀八幡宮は子供たちも何度か行ったことがあるので、ハス池や「さざれ石」の写真をとったり、おみくじを引いたり、案内パンフレットをもらったりして、ネタ集めは完了。
つづいて、岡崎市立中央図書館に移動。「康生町」バス停から5分ぐらい歩くのだが、あたりに全然人通りがない。さらに道が若干わかりにくいため途中で迷ってしまい、子供たちが固まってしまった。地図を見るように急かして、なんとか図書館に到着。バス停から図書館に至るまで、歩行者用の案内標識が一つもないというのは、岡崎市の怠慢としか言いようがない。そんな体たらくだから、康生町がさびれてしまうんだよ。
図書館では、坊をとりあえず子供用図書室で待たせて、ヒメを1階廊下にある「岡崎の偉人」パネル前に連れて行った。人物紹介のビデオが流れているのだが、ヒメは本多光太郎博士に興味を持ったらしい。どういう人か、と聞くと「小学校時代には勉強ができなかったんだって」って、ポイントはそこちゃうやろ。もう一度ビデオをよく見させて、一応「鉄」「磁石」「KS鋼」「新KS鋼」のキーワードは押さえさせた。ついでに、矢作東小学校で編纂された「つとめてやむな・本多光太郎伝」なる資料を借りて来て、一応こちらもネタ集めは終了。実は東公園にも本多博士の記念館があるのだが、まあそれはいいか。
結局、2カ所を回っただけなのだが、子供たちには相当の大冒険だったはず。できれば、少しずつレベルアップさせていきたいところ。