2010年05月10日

2010年05月10日:手回しオルゴール

 1ヶ月ほど前の話なのだが、33弁オルガニートというのを買った。手回しオルゴールで、穴を開けたカードを差し込んで演奏するようになっている。音域はC3〜A5で、C#3 だけ欠けた半音階(中央のC=C3表記)。低音がちょっと鳴りにくいけど、落ち着いたいい音である。調律はC基音のミーントーンらしい。購入時に純正律も選べるのだけど、せっかく半音階がついてるんだから、移調・転調を考慮した調律の方がいいと思った。

 サンプルで「グリーンスリーブス」「ジムノペティ第1番」などがついて来て、なかなかいい感じである。しかし、このオルゴールの真骨頂は、やっぱり自作で曲カードが作れる点なのである。カードに穴をあけて曲を演奏するなんて、大型計算機で FORTRAN を使っているみたいで懐かしいではないか(←ぜんぜん違う)。というわけで、オルゴール本体に付属して来た Windows 版の「音のキャンバス」というソフトを、VMWare 上の Windows XP にインストールして使ってみた。

 感想。紙に穴を開けるのがかなり大変。数が多いこともあるが、0.5 mm ぐらいずれても音が出なくなってしまうようで、特に高さ方向の位置はかなりデリケートなようだ。また、今回はペーパークラフト用の厚手のプリンタ用紙を使ったのだが、印刷面側がうまく切れず、切りカスが残ってしまう。お店に問い合わせてみると、「音のキャンバス」作者の原田さんから丁寧なアドバイスをいただいた(ありがとうございます)。パンチの使い方にもコツがあるみたい。

 ちなみに、曲はCCさくらの挿入曲「夜の歌」。ゆったりしたメロディーで、和声付けがちょっと凝っているので、33弁オルゴールに向いている。演奏カードの背景画像はもちろん知世ちゃん。

タグ:買い物 音楽
Posted at 2010年05月10日 01:30:53
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