久しぶりの飲み会。楽しくて少々飲み過ぎてしまった。会場に電子ピアノがあって、「子供のバイエル」下巻が置いてあったのでめくってみる。なんともなつかしい。少し前に新聞の家庭欄でピアノのおけいこのことが取り上げられていて、記者さんはどうも昔バイエルで挫折した口らしく「あの退屈な指の練習ばかりの本」みたいに(恨みを込めて?)書いておられたけど、バイエルってそんなに退屈なばかりの本でもないよ。メロディーのきれいな曲も実はときどきある。つまらない曲も確かに多いけど、たまに出てくるいい曲を楽しみにして練習する、というのが正しいつきあい方じゃないかな。自分が子供のときにけっこう好きだったのは、8番・43番・66番あたり。8番は、それまでのちんたらした曲と違って「メロディーになっている」初めての曲。43番は先生の伴奏をつけると急に印象的な曲になる。特に11〜12小節がよろしい。66番はABAの3部形式でAはきれいなのに、Bがいかにも残念な感じ。
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