2009年01月09日

2009年01月09日:時計の読み方カード・Postscript

 ヒメが時計の読み方を覚えるのに苦労しているので、こんなカードを作ってみた。

時計1 時計2
(おもて) (うら)

 15分刻みで作ると全部で48枚になる。時計はなるべく正確に書かないといけないのだが、はてどうしたものか、としばらく考えた末に、作ったのがこれ、clock.rb。Ruby スクリプトで Postscript ファイルを書き出すようになっている。0000.ps, 0015.ps,... というファイルができるので、プレビューで開いて「別名で保存...」で PICT 形式にする(48枚分手動で作業したが、今から思うと Automator を使えばよかった[1/11追記:やってみたけどうまくいかなかった(苦笑])。わざわざ PICT 形式にするのは、Postscript ファイルのままだと MS Word に貼付けたときにうまくいかないため。

 Postscript という言語を初めて知ったのは20年ぐらい前のことだった。仕事で訪問した先に Mac と LaserWriter があって、初めて ChemDraw に触れて感動して、LaserWriter の印字の美しさに驚いた。LaserWriter は Postscript で動いている、と聞き、Postscript がスタックベースのプログラム言語であることにまた驚いた。Postscript を自分で動かしてみたくてたまらなかったけど、インタープリタが手に入るはずもなく、解説書を読みながら頭の中で動かしてみるのが精一杯だった(一種の仮想マシンだな)。その後、自分でも Mac を使うようになって、Ghostscript なども動かせるようになって、だんだん Postscript が身近になってきた。今の Mac OS X なら、上のようにスクリプト言語でちゃっちゃと Postscript のソースを書いて、結果をプレビューで確かめて、そこから印刷するなり pdf やその他のフォーマットに変換するなり自由に加工できる。これがシステム標準で何の追加インストールもなしで可能なのがすばらしい(テキストエディタだけはサードパーティのを使っているけど)。

タグ:教育
Posted at 2009年01月09日 01:37:14
email.png