木管四重奏のためのソナチネ (Sonatine for Woodwind Quartet)

作曲年1983-4
編成Flute, Oboe, Clarinet, Bassoon or Bass Clarinet
第1楽章 Allegro moderato mp3 (3.8 MB, 3'17") midi (SC-88 専用; 52 KB) Creative Commons by-nc-nd
第2楽章 Andante mp3 (2.1 MB, 1'50") midi (SC-88 専用; 20 KB) Creative Commons by-nc-nd
第3楽章 Allegro molto midi (SC-88 専用; 24 KB) Creative Commons by-nc-nd
楽譜(全曲) pdf [IMSLP] Creative Commons by-nc-nd
公開日時 2011.3.20

 吹奏楽団でクラリネットを吹いていた頃に、内輪の演奏会で友人と合わせるため作曲したもの。元々の編成はフルート・オーボエ・クラリネット・バスクラリネットだった。バスクラリネットのパートに低い C, B が出てくるのは、楽団の備品で低い Bb を出せるバスクラリネットがあったため。後で知ったのだが、あれはとても高価な楽器なんですね。今回発表した楽譜・DTM 演奏では、バスクラリネットの代わりにバスーンを入れて、普通の木管四重奏の編成にしている。

第1楽章 Allegro moderato(ニ調、4/4)、ソナタ形式。第一主題 (A) と比べて第二主題 (B) の印象が薄い上に、展開部はもっぱら第一主題しか扱わないので、主題が一つしかないように聞こえるかも。

 提示部から展開部に移行するこの部分の響きが気に入っている。

第2楽章 Andante(ト調、3/4)、小三部形式。調性はかなり不安定だが、最後はト長調の主和音で終わる。

第3楽章 Allegro molto(ニ調、2/4)、ロンド形式。ロンド主題 (E) はどっかで聞いたことがありそうな旋律ですが、特に元ネタはない。形式は E-F-E-推移-G-Fによる展開(露骨な階梯導入)-E-コーダ。


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