姉の結婚を記念して作曲したもの。手書きの楽譜と録音したテープを贈ったのだが、まあ反応は当然ながら微妙でした。録音はフルート吹きの先輩がつきあってくれたのだが、こちらでも「なんでこんな暗い曲を結婚祝いにするんだよ」と苦情を言われた。要はさんざんな評判だった、ということ。しかし臆面もなくこんなところに出してくるのは、やはり自分としてはそれなりに気にいっているということではある。

　構成は導入部 (Andantino, 変イ長調, 3/4, A) をもつロンド形式 (Allegro giocoso, ヘ長調, 2/4)。このロンド主題 (B) もどこかで聞いたことがある感じだが、これについては作曲者も自覚している。第一エピソード (C) が調を変えて再現するので、ロンドソナタ形式にも近い。

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