作曲者 | ガブリエル・フォーレ Fauré, Gabriel (1845-1924) |
---|---|
作曲年 | 1885 |
編成 | Piano |
全曲 | ||
MIDI | midi (SC-88 専用; 37 KB) | |
楽譜 | pdf [IMSLP] | |
公開日時 | 1995.11 (Nifty FMIDICLA) / 2012.8.18(本ページ) |
フォーレが残した13曲のバルカロール(舟歌)の第3曲で、40歳ごろの作品。変ト長調で、中間部(の前半)は嬰ヘ長調に転調する。っておんなじやないか、と思ってはいけない。楽譜から受ける印象は明らかに違うし、作曲者もそれを意識して使い分けている。この曲では、変ト長調の部分は川面を静かにすべる情景で、嬰ヘ長調の部分は空を見上げて想いにふけっているようなイメージである。同じような異名同音の使い分けがバルカロール第5番にもある。フォーレの調性感覚は実に鋭く、独特である。(でもこれが「フォーレはわかりにくい」と言われる原因でもあるんだな)