だいぶ前に NHK Eテレで放送されていたのを妻に録画してもらったのですが、なかなか見る機会がありませんでした。やっと見ました。え、これなかなかいいんじゃないですか??
出典:eiga.com、「ポスター画像」 https://eiga.com/movie/85499/photo/
2016年のアメリカ映画です。全編ストップモーションで作られています。魔法の三味線で折り紙を操る少年クボの物語です。邪悪な叔母たちに両親を奪われ、自分も狙われているクボが、サルとクワガタという仲間を得て、武具を探す冒険の旅に出ます。ストーリーはいかにもアメリカっぽくて、あらすじは「オズの魔法使い」みたいな感じだし、クワガタのコミックリリーフとしての人物設定はディズニー映画とかによくあるやつで、けっこう既視感があります。でも、ストップモーションならではの「現実の物体を感じさせる動き」と、ジャポニズムへの強い愛が、画面にあふれています。
人は亡くなっても、残された人がその物語を語り継ぐことで、生き続けることができる、というメッセージには、とても共感できました。ここと、最後の対決のあとの話の収め方は、よくあるアメリカンなストーリーとは大きく違っているところです。精霊流しのシーンもとても美しかったです。
「折り紙」というモチーフと、ストップモーションというテクニックも、よく似合っていますね。紙がくるくると折りたたまれて侍の形になったり、それがまた広がって正方形の紙に戻ったり、という動きが、とても魅力的に映ります。ただ、あの大きさの紙からあの形はできないけどな(笑)
文句なしの大傑作、ではないのかもしれませんけど、高い技術と独特の世界を持った佳作でした。
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