Ubuntu をメインマシンにするといっても、「Windows しか対応していない」アプリを使わないといけない場面が必ず出てきます。官庁とか金融系とかですね。長年 Mac ユーザーをやってますから、そういう状況には慣れています。素直に、Windows を使える環境を用意しておこうと思います。
調べるとたくさん情報が出てきます。KVM/QEMU が良さそうです。このサイトを主に参考にしました。
Ubuntu 24.04上へのWindows 11のインストール - Qiita
以下は Ubuntu 24.04 LTS 上で KVM/QEMU を使って Windows 11 をインストールするための、最も安定した手順を “研究室向け” の精度でまとめたものです。 (saru-lab 環境向けに、virtio ドライバや UEFI、TPM2、セキュア...
virt-manager(仮想マシンマネージャ)と ovmf(KVMで利用可能なUEFIファームウェア)をインストールする。インストール後、一度再起動しておく。
$ sudo apt update
$ sudo apt install virt-manager ovmf
$ sudo usermod -aG kvm $USER
Windows 11 ISO をダウンロードする。「Windows 11 (x64デバイス用のマルチエディションISO)」を選び、言語として「日本語」を選ぶと、ダウンロードボタンが出現する。
Windows 11 のダウンロード
Windows ライセンスは要注意です。ノート PC を購入したときについてきたライセンスは、ノート PC 本体上で使うことを前提とするライセンスなので、仮想マシンで使うのはライセンス違反のはずです。リテール版のライセンスを入手しておく必要があります。だいぶ昔に買った Windows 10 Home の未使用ライセンスがあったので、それを流用しました。Windows 11 でも同じライセンスキーが使えました。
VirtIO ISO をダウンロードする。下のサイトから、virtio-win.iso を選んでダウンロード。まだよく理解できていませんが、仮想マシンからハードウェアへのアクセスを効率化する仕組みのようです。Windows 上にインストールします。
fedorapeople.org
This is directory listing for a user on Fedora People. You can read more about Fedora People here. This is a community maintained site. Red Hat is not responsible for content. File a ticket if this contains anything that is not permitted.
ここまで準備できたら、仮想マシンマネージャを立ち上げる。アプリケーションメニューの「システム」の中に「仮想マシンマネージャ」がある。
「+」を押して、新規仮想マシンの作成に入る。
以下、「ISOイメージからインストール」を選んで、Windows 11 ISO を選択する。メモリは 8192 MB, CPU 4 コア, ディスク 80GB とする。「インストールの前に設定をカスタマイズする」にチェックを入れる。
「完了」を押すと、設定をカスタマイズする画面に移行する。ファームウェアを「UEFI」にする。
TPM を選んで、バージョンを "2.0" にする。@saru2017 さんの環境と違って、TPM の追加インストールは不要でした。
「新しい仮想ハードウェアを追加」を押し、「ストレージ」で virtio-win.iso を選んで CD-ROM デバイスとして追加。これはあとで仮想マシン上にドライバをインストールするときに使います。
「SATAディスク1」の項目を選び、ディスクバスを「VirtIO」に変更する。
「NIC」の項目を選び、デバイスのモデルを「VirtIO」に変更する。
「CPU数」の項目を選び、「ホストCPUの設定をコピーする」にチェックを入れる。
「インストールの開始」を押す。言語を選んで、プロダクトキーを入れて、「Windows 11 をインストールする場所の選択」の画面になりますが、ここでディスクが見えません。VirtIO のドライバがまだ入ってないためです。
「ドライバーのロード」を選び、Eドライブ(virtio-win.iso)の \amd64\w11\viostor.inf を選んでインストールする。これで、最初に作成した 80 GB のディスクが見えて、インストール先として選べるようになります。
ネットワークに接続するところで、それ以上進めなくなりました。ここでも VirtIO ドライバを入れればいいと思ったのですが、どれをインストールすればよいのかわからなかったのです。
そこで、ネットワーク無しで、ローカルアカウントでセットアップすることにしました。shift-F10 (OmniBook 7 の場合は、「FN+SHIFT+F10」)を押してコマンドプロンプトを出し、下のようにタイプします。キー配列がなぜかUS配列になっていた(たぶん最初の方で選択を間違えた)ので、コロンを間違えないように慎重に打ちました。
start ms-cxh:localonly
無事立ち上がりました!
E:ドライブを開いて、「virtio-win-gt-x64.msi」「virtio-win-guest-tools.exe」の2つをインストールしておきます。これでネットワークが使えるようになります。動作も全体的に速くなった気がします。
仮想マシンの作業を中断するときは、下の「保存」を選んでおくと、スナップショットが保存されます。次に立ち上げたときに同じ状態で作業を続行できます。
とりあえず LINE アプリをインストールしました。
実は、LINE アプリを Wine で動かせないかなと思って、だいぶ頑張ったのですが、どうしても安定して動かすことができませんでした。他にも Wine じゃ動かないアプリがあるだろうし、まあ仮想マシンで Windows は持っておくに越したことはないな、と思って立ち上げた次第です。仮想マシン上での Windows の動作は案外軽快なので、画面が狭いことを除けば、まずまず快適に使えそうです。