Digitalians' Alchemy Music Library | 既成楽曲 | ボロディン/Borodin

ポーロヴェツの娘たちの踊り
Dance of Polovtsian Maidens

作曲者アレクサンドル・ボロディン Borodin, Alexander (1833-1887)
作曲年1869-1887
編成Orchestra
全曲 mp3 (3.1 MB, 2'08") midi (SC-88 専用; 78 KB) Creative Commons by-nc-nd
楽譜 pdf [IMSLP]
公開日時 1994.10 (Nifty FMIDICLA) / 2012.8.18(本ページ)

 歌劇「イーゴリ公」の挿入曲(第8曲)。従来「だったん人の娘たちの踊り」とされてきたが、2002年初版の全音のスコアの解説(森田稔氏)には「現在はこの名(だったん人)は使わない」と明記されているので、ここでも「ポーロヴェツ」としておく。普通「だったん人の踊り」とされているのは第17曲の方だが、その前にこの曲をくっつけて一連の組曲のように演奏することが多い。クラリネットが大活躍する小品。

 FMIDICLA で発表した時は、SC-88 で2ポートを使う MIDI データのテスト用のつもりだった。小編成なので無理やり1ポートに押し込めることもできそうだったが、わざと2ポート使ってあるのはそのため。当時、標準 MIDI ファイルで複数の MIDI ポートを扱う方法は統一されていなかったので、このデータをネタにそのへんをいろいろ議論した。いろいろ試行錯誤して、FMIDICLA なりのローカルルールは確立していったけど、その後はどうなったんでしょうかね。一応標準 MIDI ファイルのメタイベントも追加されて、「デバイス名」が公式に指定できるようにはなったみたいだけど。

 こういう速い曲は DTM ではやりやすい。一定テンポでもそれなりに聴けてしまうため、最初に発表したときにはほとんどテンポイベントを入れていなかった。今見直してみると、メトロノームに合わせたような演奏はさすがに変なので、ほんの少しだけテンポを揺らしてある。


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