2021年10月11日

紅林の死球と千賀のコメント

 吉田正尚の骨折離脱をカバーすべく奮闘していた若武者の一人、紅林が千賀から死球を受けた。タフな紅林が悶絶し、即交代になったことから見て、状況はかなり悪そう……

 死球で長期離脱になった場合は、相手投手またはチームに対して何らかのペナルティが必要なんじゃないでしょうかね。そうでないと、報復合戦になってしまう。たとえ、チームとしてそんな暴力的なことはしたくないと思っていても、血の気の多い観客が許さないかもしれないしね。

 「危険球」には一定の基準があって、該当すると審判が判断したらその場で退場ですよね。死球の場合は、病院で診察を受けないとわからない場合もあるから、数週間の出場停止とか、そういうことになるのかも知れません。どういうペナルティが適切かは関係者でよく議論してほしい。プレイ中のルールとしての「一塁にランナーを生かす」よりも、もう少し重い対応が必要なんじゃないかと思います。

 千賀投手は、「8勝目は素直に喜べない。紅林選手は骨折していると思う。紅林選手のファンとして思うところはある」という趣旨のコメントをしたそうです。これに対して、一部のバファローズファンが怒っているようだけど、私はこのコメントには少し救われた気持ちになりました。千賀投手は「相手をつぶして戦力を削ぐ」などという野蛮で下劣な考えを持っていないと信じたかったのです。言葉はうまくなかったかも知れないけど、気持ちは汲んであげたい。直後の満塁のピンチを脱した時のガッツポーズも批判されていますが、プレイ中は興奮状態だから、そういうこともあるでしょう。昨日の牧原選手が負傷退場した時だって、バファローズのベンチは大喜びしとったじゃないか。試合中はまあしょうがない。だから、試合が終わった後に、どういうコメントをするかなんですよ。私はバファローズファンの一人として、千賀投手の気持ちを受け入れたいし、紅林選手が早期に復帰することを千賀投手とともに祈りたいと思います。(合わせて、牧原選手の早期の復帰も祈りたいです。)

タグ:野球
Posted at 2021年10月11日 00:06:54
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