2016年01月28日

ハーモニックス

 先日の「魔法使いの弟子」のハーモニックスの件。原曲の冒頭部分はこうなっている。

 実音が小さい音符で書いてある。もう少し読みやすくト音記号の実音表記で書けば、実際に鳴るのはこの音。

 Rondeau さんのアレンジはこうですからね…そりゃちゃうやろ、と。

 同じページにあるハープのハーモニックスも、○が付いている音は1オクターブ高く鳴る、という表記を認識してない可能性が高い。

 で、まあこういうのは吹奏楽のアレンジでよくある話なんですが、こういう誤りを指摘すると、変な人が必ず湧いてくるんだよねえ。「いや、これは編曲者の感性でこういう風に変えたんだ、なんでも原曲通りにやればいいというものではない」なんて妙な擁護を始める。いやいや、感性とか何とか言うのは、まず楽譜が読めてからの話にしようよ。それに、そんなことを言い出したら、作曲者の感性はどうなるんだよ、そっちはどうでもええんかい。吹奏楽「しか」知らない人ってこうなるから困るんだよな。

Posted at 2016年01月28日 22:10:33
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