2011年06月19日

2011年06月19日:打楽器のマジック

 N響アワー「打楽器のマジック フローズン・イン・タイム」、見ました。イスラエルのドルマンという人が作曲した、打楽器と管弦楽のための協奏曲。打楽器と言っても鍵盤系(マリンバ、ビブラフォン、グロッケン)の使用頻度が高く、リズムだけでなくメロディックなフレーズも多い。いろいろ雑多に詰め込んだ感もあったが、面白い曲だった。オーケストラとのアンサンブルが決まっているのに感動した。ソロのグルービンガーさんはオケと息を合わせるために相当神経を使っていたように思う。「ずらりとならんだ打楽器のマジック」は、まあこんなもんかな、という印象。吉原すみれさんの「アフロ・コンチェルト」(石井眞木作曲)とか、北野徹さんのソロコンサートとかで、ステージいっぱいに楽器を並べて走り回りながら叩くのを生で見ているので、少々のことでは驚かなくなっているのかもな。

 そのあとのショスタコーヴィチ交響曲第15番第4楽章も一応つきあったけど、やっぱりショスタコはなんか辛気くさいというかめんどくさいですね。言いたいことあるんやったらちゃっちゃと言わんかい、と言いたくなる。いやもちろん言えなかったんでしょうし、そういう葛藤が芸術というものなんでしょうけど。

タグ:音楽
Posted at 2011年06月19日 23:23:01
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