2011年01月13日

2011年01月13日:「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集」

 「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集」なる CD、ずっと前に買って未開封だったのを聴いてみた(Bis CD-916, Vn: Oleh Krysa, Vc: Torleif Thedeen)。ラヴェルの二重奏曲はライナーノートの解説が面白い。「この曲の初演は不評だった、なんてものではない。唯一の良かったことは卵やトマトが飛び交わずに済んだことだ」なんて書いてある。確かに、「ダフニスとクロエ」と同じ人が書いた曲とはとても思えん。聴衆が面食らったとしても無理はない。ところで、このアルバムで面白かったのは3曲目だった。なんか妙に陽気な曲で「誰の曲やこれ、プーランクか?」とか思ってジャケットを見直したら、なんとオネゲル! オネゲルってちょっと暗くて硬質なイメージだったので、この曲(ヴァイオリンとチェロのためのソナチネ)は驚きだった。

タグ:音楽
Posted at 2011年01月13日 01:29:56
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