2010年02月10日

2010年02月10日:フジコ・ヘミングさんのピアノ

 Jun Yamamoto さん 2/8 付「フジコ・ヘミングさんのラ・カンパネラ」。フジコさんはピアニストじゃなくて「ピアニスト風芸人」ですから、演奏技術や曲の解釈なんてどうでもいいんでしょうね。リサイタルに行く人も、ピアノを聴きに行くんじゃなくてフジコさんの芸を見に行くわけだから、演奏の中身なんてどうでもいいんだと思う。まあ僕は、演奏の中身は(論外なので)抜きにしても、芸としてもどうにも安っぽいと思いますけどね。

 ときに、Yamamoto さんもリンクを張られている JIRO さんのブログ記事。書かれていることはおおむね同意するけど、「リストのピアノ曲などというものは、テクニックを「見せる」ためにある。音楽的な価値という点では、ショパンや、シューマンや、ましてやモーツァルトやバッハと比べるのも失礼な作曲家なのだ。」というくだりには同意いたしかねる。確かにラ・カンパネラは音楽的内容が薄いし、他の曲でもテクニックを誇示する部分が鼻につくきらいはあるけど、例えばピアノソナタとかバラードなどが「ショパンや…と比べるのも失礼」というほど音楽的に低いとは思わないけどな。

タグ:音楽
Posted at 2010年02月10日 00:38:30
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